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生前整理・断捨離

生前整理と断捨離の効果に期待!|「望ましい高齢生活を送るための終活8ステップ」ー12

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高齢化社会の進行に伴い、生前整理や断捨離が終活の一環として重要視されています。
これらは、単に持ち物を整理することだけでなく、自分の意思や希望を家族に伝えることも含まれます。
財産の整理、負債の管理、契約の見直しなども行うことで、将来のトラブルを未然に防ぐとともに、安心して暮らせる老後人生とその環境を整えることができます。
本記事では、生前整理や断捨離の具体的な方法、財産や負債の管理、さらには関連する制度や注意点について解説します。

生前整理は、自分が元気なうちに持ち物や財産を整理することで、家族への負担を軽減することを目的としています。

1)生前整理と遺品整理の違い

生前整理は自分の意思で計画的に行うものであり、死後に家族が行う遺品整理とは異なります。
遺品整理は残された家族が行う作業であり、遺族に精神的負担、時間的負担が大きくかかってくることがあります。
そのため、生前にできる限り整理しておくことで、家族の負担を軽減することが可能になります。

2)整理を始めるタイミングと準備方法

生前整理は、早めに取りかかるのが理想です。
60代から70代にかけて計画的に、あるいは、この時と思われるときに集中的に行うとよいでしょう。
家のリフォームや引っ越しなど、大きなライフイベントがあれば、その機会に始めるのもよいでしょう。
まずは、物の種類ごとにリストを作成し、「残すもの」「譲るもの」「処分するもの」に分けます。
家族と相談しながら進めると、スムーズな整理になりますが、一部対象となるものについては、個人の思い入れもあるでしょうから、ケーズバイケースですね。

3)すべての財産を記録するのが難しい場合の対応

すべての財産をエンディングノートに記録することが難しい場合は、重要な情報だけを記載し、詳細は別のファイルやリストにまとめておく方法もあります。
むしろこの方法でまず整理してから、実際の管理・保管方法を考え、物件・案件ごとに対策対応を記述していくことが現実的と思います。
このリストは、安全な場所に保管し、家族に伝えておくことが大切です。特に、不動産や金融資産などの情報は、詳細な記録が必要です。

断捨離は、物理的・物質的な片付けだけでなく、精神的な整理も目的としており、重要な意味合いを持っています。

1)断捨離とは何か?

「断捨離」は、不要なものを手放し、必要なものだけを残すという考え方です。
それらの「もの」には、思い出や種々の感情・感傷を伴うことも多く、併せてそうした心の整理も行っていくことも含まれるでしょうか。
2000年代に広まり、今では多くの人が取り入れています。
物を整理することで心もスッキリし、生活がシンプルになり、また新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

2)具体的な断捨離の進め方

断捨離は、「1年以上使っていないものは手放す」「思い出の品は写真に撮って保管する」など、自分なりのルールを設けて進めていくことをお薦めします。
最初はクローゼット・押し入れ・タンス等の整理から始め、衣類も季節ごとに整理し、必要に応じ処分していきます。
次に、書類や小物を整理し、最後に大型家具や家電を見直します。特に思い出の品は、感情に左右されやすいため、慎重に判断します。
まあ、こうした手順は、こうでなければいけないというものではありませんから、着手しやすいものから、あるいは、反対になかなか手につかないものから先にやってしまう、という選択もあると思います。

3)買取専門店の活用と注意点

最近増えている買取専門店を活用することで、不用品を現金化できます。
TVのCMで見る頻度も随分増えていますし、新聞の折り込みチラシも毎日のように見ます。
ショッピングモールには必ずといってよいほど出店していますし、路面店の数も随分増えました。
若い層の利用ばかりでなく、高齢化の急速な進展で、こうした終活の一環として「物」の整理・処分方法として、これからまだまだ利用頻度は高まっていくと思います。
買取対象には、衣類、家電、家具、骨董品などがありますが、事前に相場を調べ、比較しておくのも良いでしょう。
高価な品物は複数の店舗で査定を受けることで、より良い価格で売却できます。
また、詐欺やトラブルを避けるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。


財産や負債を整理することは、終活において重要な要素の一つです。

1)財産の種類と管理方法

財産には、現預金、不動産、株式、保険などがあります。
エンディングノートに記載する際は、全ての詳細を記載するのが理想ですが、難しい場合は、主要な情報だけを記録し、残りは別に財産リスト・財産目録等として作成し、保管します。
不動産は、土地、建物、賃貸物件などがあり、それぞれの権利関係を明確にする必要があります。
資産を管理する際は、必要に応じて専門家のアドバイスを受けると良いでしょう。

2)リバースモーゲージの活用法

リバースモーゲージは、自宅を担保に資金を借りる仕組みで、主に高齢者向けに提供されています。
メリットは、老後の資金に困ったときに、自宅を手放さずに現金を得られることです。
しかし、地価の下落などにより借入額が制限されるリスクもあり、十分な検討が必要です。
また、家族との事前の話し合いも大切です。

3)負債の種類と管理方法

財産・資産にばかり目が向きがちですが、むしろ「負債」「借金」の有無、ある場合はその内容・条件などを記述し、確実に、事前に家族に分かるようにしておくことも欠かせません。
財産・資産はないけれど、負債・借金だけはしっかりあった、などと泣くに泣けない事例も多々あります。
負債には住宅ローン、借金、クレジットカードの未払いなどがあります。
負債を整理するには、リスト化して管理し、返済計画を立てます。借金が多い場合は、専門家に相談し、債務整理の方法を検討することも考えましょう。
小額の負債でも放置せず、家族と共有しておくことが重要です。
できることなら生前に、借金・負債はなくしておくべきと思いますが、子世代と一緒に住むための住宅ローンの借主名義が親の方というケースもあり、事前に適切な措置を行っておくことは可能です。

4)契約の見直しと解約方法

契約には、保険契約、サブスクリプション契約、賃貸契約、各種ローンなどがあります。
契約内容を見直し、不要な契約は解約することで無駄な出費を防ぎます。
契約書類は一箇所にまとめて保管し、家族に場所を伝えておきましょう。
解約手続きを行う際は、解約手数料などの条件も確認することが必要です。
契約と一言で対応方法を簡単に済ませてしまいましたが、実際には、対象となる案件ごとに異質の契約内容であるため、個別に対策・対応を準備しておく必要があります。
例えば、インターネット関連や動画・音楽配信サービス関連でのサブスク契約は、実際の書面が手元にはないケースがほとんどで、家族を含め第三者は、何もわからないというケースの方が多いかもしれません。
いわゆるデジタル終活の領域の課題ですが、次回、触れる予定です。

生前整理や断捨離を行うことで、生活をシンプルにし、家族への配慮も強化できます。
財産や負債の整理は、終活の一環として重要な準備であり、計画的に進めることで、トラブルを防ぎ、安心した老後を送ることができます。
なかなか着手することをためらいがちな終活課題ですが、残される家族・遺族にとっては、ある意味、最も関心が高く?、後々トラブルの原因になるものですから、残す人生を楽しく、心おきなく楽しみ、過ごすためにも、できれば早めに取り組んでおくのがよいのではと思います。
「老後のシンプルライフ」、推奨します!
次回は、デジタル終活について取り上げ、デジタル資産の管理と処分方法について整理します。

※ 前回の記事は、こちらで:医療準備と健康寿命対策|老後生活の安心ガイド
※ 次の記事は、こちらへ:生前整理と断捨離の実践ガイド | 終活で家族に優しい準備

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