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葬儀の準備と手続き|「望ましい高齢生活を送るための終活8ステップ」ー19

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本記事では、葬儀の準備に関する基本的な知識から具体的な手続き、葬儀社選びのポイントや葬儀前後に必要な対応まで、幅広く解説します。これにより、読者が不安を抱えずに適切な準備を進め、望ましい形で大切な人を送り出せるようサポートします。

葬儀には様々な種類や形式があり、それぞれの特徴を知ることで、自分や家族に合った葬儀を選ぶことができます。この章では、その基本的な情報を提供します。

1)葬儀の種類と目的

葬儀は、故人を見送り、遺族が悲しみを共有する重要な儀式です。一般的には以下のような種類があります:
一般葬:幅広い親族や友人が参加する葬儀。伝統的で、宗教的な儀式も伴うことが多いです。
家族葬:近親者のみで行う小規模な葬儀。プライベートな雰囲気で、費用や負担が抑えられるメリットがあります。
直葬(火葬式):儀式を行わず、火葬のみを実施。費用が最も抑えられ、シンプルに故人を送り出せます。
社葬:企業や団体が主催する大規模な葬儀。故人の業績を称えるため、関係者が多く参加します。
これらの種類を理解することで、状況に応じた適切な選択が可能です。
葬儀には、故人の意思や家族の希望、予算などに基づいて選べる多様な種類があります。状況に合った選択をするために、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

2)宗教・宗派による葬儀の違い

宗教や宗派によって、葬儀の内容や儀式は異なります。以下に主な例を挙げます。
仏教:お経を唱える読経や焼香が行われ、位牌やお供え物が特徴的です。
キリスト教:賛美歌を歌い、聖書の朗読と祈りを含む形式で、献花が一般的です。
神道:玉串奉奠や祝詞の朗読が行われ、死は「穢れ」として扱われます。
無宗教:宗教的な儀式を省き、個人の信条に基づく自由なスタイル。
宗教や宗派により儀式の内容が異なるため、事前に家族や故人の意向を確認し、適切な形式を選びましょう。
当然、この他にも多様な国籍を持ち日本国内に居住し、家族親族の死を日本で迎える方がいます。この方々の宗教や慣習に則ての葬儀もそれぞれ行われるわけです。

3)規模別の葬儀のポイント

葬儀は、故人の生前での仕事の関係先や知人・友人の数、家族・縁戚関係の事情などにより、規模が異なります。
故人や遺族の意向も反映されるでしょう。
これによって葬儀の規模、掛ける費用が異なってきます。
大規模な葬儀:多くの人が参列するため、会場や手続きが複雑になることが多いです。式場選びや受付体制の準備等、参列者数に応じた準備とスムーズな運営が重要になります。
小規模な葬儀:少人数で行うことで、遺族の負担が軽減され、費用も抑えられます。より親密な空間で故人を送ることができます。
葬儀の規模は参加者数や家族の意向によって異なり、それぞれにメリットと注意点があります。事前に確認して適切に計画しましょう。
但し、何人から大規模、何人以下は小規模、などと絶対的な基準があるわけではなく、むしろ、1)で述べた葬儀の種類のどれを選ぶかで、その規模を決めることになりますね。

4)費用と準備の流れ

葬儀費用:地域や規模、オプションによって異なりますが、平均的な葬儀費用は数十万円から百万円以上となることが多いです。
準備のステップ:葬儀社の選定、会場の手配、葬儀の詳細決定と進行、法要の準備。
費用は葬儀内容によって大きく異なります。事前の準備を進めておくことで、急な対応が求められる場面でもスムーズに進められます。
葬儀費用について詳しく調査し、そのためだけの記事を作成すべきと思いますが、今回は、大枠で示すにとどめたいと思います。
次に述べるトラブルの最大の要因は、「オプション」にあります。
基本セットが示されるのが大半ですが、その基本に含まれる内容のレベルによって、オプションの種類、金額が、ある意味、いかようにもなるので、記事にまとめること自体が難しいわけです。
対策は、実際に相談し、確認し、見積書として書面に残しておくことです。

5)葬儀費用をめぐるトラブル

この葬儀費用をめぐって、トラブルが起きることが多いことが、最近も報じられていました。
相談会や説明会でも、あまり根掘り葉掘り聞くのはどうかと遠慮してしまう人も多々いますが、初めての場合は、知らないことが普通。やはり、しつこいくらい質問し、状況によっては、見積りを出してもらい、書面でもらっておくことも考えるべきと思います。
⇒ 家族葬、料金トラブル絶えず 「定額」と広告…数倍の請求額も 葬儀巡る相談、年900件(神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース

適切な葬儀社を選ぶことは、葬儀全体の成功に大きく影響します。この章では、信頼できる葬儀社の選び方や契約時の注意点を詳述します。

1)葬儀社の選定基準

葬儀社選びは、家族が後悔なく葬儀を進めるための大切なステップです。信頼できる葬儀社を見極めるための基準について説明します。
葬儀社を選ぶに当たって、信頼性や実績を確認する際に役立つポイントを以下挙げました。
・見学会・説明会・相談会への参加:葬儀社が開催する見学会や説明会、相談会に参加し、葬儀会場の確認や葬儀に関する説明を受け、疑問や不安を相談を直接行います。非常に重要な機会となります。
口コミやレビュー:実際に利用した人の体験談は有益な情報源です。
地元での評判:地域に密着した葬儀社は、柔軟に対応してくれることが多いです。
見積もりの比較:複数社から見積もりを取り、内容や費用を比較しましょう。
葬儀社選びは、家族が後悔しないための大切なステップです。信頼できる情報を基に判断しましょう。

2)葬儀プランとサービス内容

葬儀には様々なプランがあり、それぞれのサービス内容が異なります。
家族あるいは自身の希望に合ったプランを選ぶためのポイントを解説します。
一般的な葬儀プランには以下のような項目が含まれます。
基本プラン:祭壇、棺、会場費、スタッフの手配。
オプションサービス:遺影写真の作成、生花の追加、車両の手配など。
事前相談:プラン内容を細かく確認し、必要なオプションを選びます。
葬儀プランの内容を理解し、家族のニーズに合ったサービスを選びましょう。
もちろん、ネット上で、葬儀各社のホームページでこれらの基本的な情報が入手できますが、後述する新聞折り込みチラシで、複数社の特徴や料金体系などが確認できます。
ほとんどが会員制らしき方式を取っており、入会金無料や、他社からの乗り換え無料などの特典を謡ったり、お土産や特典付きイベントやキャンペーンを企画し、激しく競争しています。
希望する条件や確認したい事項など、外さないように、事前にリサーチと情報収集を行っておくのがよいと思います。
後日、チラシ内容比較の記事を書いてみたいとも思っています。

3)事前契約と事前相談の重要性

事前に契約や相談を行うことで、葬儀の準備や進行がスムーズになります。事前契約のメリットと注意点についてお話しします。
事前契約:費用や内容を固定し、予期せぬ負担を減らすことができます。
相談時のポイント:質問をまとめておくと、スムーズに契約が進みます。
事前に契約しておくことで、急な葬儀でも対応が容易になります。

4)契約時の注意点

葬儀社との契約時には、料金やサービス内容を確認することが重要です。契約書で確認すべきポイントや注意点について説明します。
説明会や相談時には、葬儀社サイドは、決して利用者のマイナスにはならない内容を説明したり条件提示を行うのが常です。
そういうスタンスで、気になる点、分からない点は、遠慮会釈なく尋ね、疑問や不安を少しでもなくしておくことが肝心です。参考までに、しっかり確認しておきたい事項を以下、挙げました。
料金の透明性:見積もりに含まれるもの、含まれないものを明確に確認します。
追加費用の有無:後から追加される可能性のある費用を確認します。
契約書の内容確認:契約書の項目に誤りや曖昧な表現がないか確認します。
契約時の確認事項を丁寧に行うことで、安心して葬儀を進められます。

実は、一昨年、義母が100歳で亡くなったのですが、死期が迫ったころ、近くの葬儀場を訪問し、事前に種々相談し、こちらの希望を伝えるなど、かなり突っ込んだリサーチをした経験を持っています。
当サイトに、義母の介護から看取り、死後の種々の対応など多岐に渡っての体験記を投稿しています。
その中の葬儀に関する事前調査・事前相談経験も投稿しています。
以下で、ご覧頂ければと思います。

5)超高齢化社会が招く、葬儀業界の競争の激化とあふれる情報

この記事の課題とは少々離れますが、日々の葬儀社の新聞の折り込みチラシの多さには、ある意味感心します。
団塊の世代全員が後期高齢者となり、葬儀を必要とする予備軍が、まさに団塊として控えている状況が続きます。
先述したように、一度義母の葬儀に関わった経験があるため、自分たち夫婦の葬儀についての考え方や対応方法としてどうすればよいか、イメージと方法を持ち得るのですが、経験がない方々は、こうした多種多様なチラシを通じて、各社の違いや葬儀の違いなど、積極的に情報収集なさることをお薦めします。

葬儀の前後には様々な手続きが必要です。ここでは、必要な書類や行政手続きについて具体的に説明します。

1)死亡診断書と届出

死亡診断書は葬儀手続きの第一歩となる重要な書類です。
その取得方法と届け出の流れは、以下になります。
取得方法:病院で発行される死亡診断書を受け取り、市役所・支所などに提出します。
役所への届け出と火葬許可証の取得:死亡届を市区町村役場に提出し、火葬許可証を取得します。
死亡診断書は葬儀や役所手続きの出発点となる重要な書類です。
私は、先述の義母の逝去の際には、葬儀社が代行してくれたので助かりました。

2)死亡届と葬儀準備のタイムライン

死亡届の提出期限と葬儀準備の流れとスケジュールを把握することで、計画的な対応が可能になります。その具体的な流れを解説します。
提出期限:死亡後7日以内の提出が必要です。
準備期間:葬儀の日程調整と家族・親族他参列者への案内を行います。
スケジュールを事前に確認し、関係先があり、期限があることですので、余裕などないと思いますが、しっかり対応したいものです。

3)葬儀後の行政手続き

葬儀後にはさまざまな行政手続きが必要です。相続や年金の手続きなど、遺族が対応すべき重要な手続きを紹介します。
相続関連:故人の財産の確認と分割、遺言書がある場合の確認。
年金の手続き:遺族年金の申請や停止の手続きを行います。
葬儀後も必要な手続きが多くあるため、リストを作成して抜け漏れを防ぎましょう。
この項の関連事項については、次々回の記事で詳しく取り上げることにします。
但し、一部ではありますが、100歳義母の見送り後におけるこれらの諸手続きの一部についての経験を記事にしています。こちらで確認頂ければと思います。

⇒ 100歳死去義母の社会保険関係諸手続きで故人の社会との関係消滅を実感

4)親族や関係者への連絡方法

訃報の連絡は遺族にとって不可欠です。適切な伝え方や注意点などについてメモしました。
訃報の通知・伝達:電話や書面での連絡、メールを相手に応じた連絡方法を選択することになると思います。
SNSの利用:相手によって、普段のSNSを用いてのコミュニケーションの状況に応じて、SNSを利用することもあると思います。その際には、プライバシーを守りつつ、間違った相手に送信しないよう十分注意してください。

葬儀費用などについてこんな記事があります。
⇒ 死後の費用、葬儀・墓・遺品整理でいくらかかるか|230万円コースでお願いできますか? – 介護終活.com

葬儀の準備には多くの知識と計画と行動が必要です。
本記事で紹介した内容を参考に、可能かつ適切な準備を整え、少しでも安心して、穏やかに葬儀を行えるようにしたいものです。
葬儀の前後の手続きも含め、早めに情報を集めておくことが、いざという時の負担を軽減します。
次回は、実際の葬儀と埋葬がテーマです。

※ 前回の記事は、こちらで:老後の生活を守る相続対策|事例で学ぶトラブル回避
※ 次の記事は、こちらへ:お墓対策と供養方法の選び方 | 終活で知っておきたい基礎知識

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