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介護終活.com再開|後期高齢者入りで原点回帰と新たな出発

介護, 終活, 高齢生活

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高齢者世代対現役世代の不毛な戦い?

今年2025年3月に、私も後期高齢者に仲間入りしました。
団塊世代全員がの今年3月末までに後期高齢入り。
超高齢化社会の本格化に入っている、一つの象徴ともされています。

高齢化社会は、決して歓迎されているわけではない。
現役世代が、高齢者の医療・介護費用の相当を現役世代が負担する。また少子化社会とも重なって、現役世代の将来の年金額が薄くなった行く。
決して敵対関係にあるわけではない世代関係が、歪曲されている。
いつに、政治の問題なのですが。
主要テーマではありませんが、当サイトでも取り上げたい課題でもあります。


介護終活.com 再開の経緯

昨年3月に開設した当サイト。
実は、デジタル終活の一環として、今年に入ってから廃止しました。
他の総合的なWEBサイトで介護や終活、高齢者問題を取り上げていくべく、いくつかの記事も投稿。
しかし、どうも、他の特定テーマの扱いも併せて考えると、専門分野を特定するサイトとして運営すべき。
そう考えなおして、ドメインは保有していたので、別のレンタルサーバーを契約したタイミングで、再開を決意。

このタイミングで、新しいWEBサイトとして、結婚家族.com https://kekkonkazoku.com を開設。
⇒ 結婚と家族をめぐる社会のいま|結婚家族.com、母の日に開設 – 結婚家族.com
同じ事情から、副業起業.com https://fukugyokigyo.com を再開。
⇒ 新しい働き方を模索するあなたへ|副業・起業時代のWEB発信 – 副業起業.com

そして、本稿が再開に当たっての記事というわけです。

紛らわしいですが、昨年2024年3月に最初に当サイトを開設した時のイントロ部分を、そのまま転載します。

実は、私も今期2024年3月に後期高齢者入りする団塊の世代と同期の者で、妻は一足先に昨年後期高齢者入りしています。
そこで、種々の断捨離課題の一つに、複数運営してきたWEBサイトの整理があり、検討した結果、旧サイトの廃止と新しいサイトの開設を並行して行うことに。
これが、当サイト「介護就活.com」開設と運営開始の理由です。
(優柔不断ですね。この時の決意・決断をいとも簡単に覆した。そしてそれもまた。)

10年以上考えてきた介護問題を、自分たちのことと考え、そこに終活課題も包含する。
そしていずれみな最後にはおひとり様になり、自分介護をどうするかという課題にも備える必要がある。
そう考えて、過去の投稿の一部を再掲もし、これからの生活の中で考え、問題と認識した事項なども新たに加えながら、広く、介護問題、就活問題、おひとり様問題についての考察と提案を行っていくことにしました。

ここまでが、再掲部分です。

これらの事情に、今年に入ってからもう一つの家庭上の問題が。
妻が急に体調変化を来し、日常生活が従来通りには一部いかなくなってきたのです。
そのため、夫婦介護あるいは老々介護を想定しての日常生活の見直しが、現実的な課題になってきた。
介護というよりも看護に近い状況といえるのかもしれませんが。
ただ、より一層、介護を身近に感じる日々になっていると言えます。

初期のサイトにおいての最初の記事は、義母の介護体験の回想記シリーズでした。
過去書き溜めていた義母の介護体験記をフェーズ1からフェーズ4までの4つのシリーズとして再掲。
並行して、他の過去記事の再掲と新しい記事の投稿を進めていく形をとっていました。

義母の介護体験のあらすじ

義母の介護について。
同居していた義母が93歳の時に骨折・手術・入院を機に、サービス付き高齢者住宅に入所。
在宅介護を選択せずに施設介護生活に。

その後、98歳の時にサ高住で再度骨折し、高齢と本人の希望により手術せず、保存治療に。
そのため要介護3の認定を受け、コロナ禍による規制開始時に特別養護老人ホーム(特養)に転所。
その特養で100歳の誕生日を祝って頂いたのですが、101歳を迎える2か月前に老衰で看取りました。
約10年余り、一般的な在宅介護ではなかったのですが、妻と共に介護を体験しました。

その後、葬儀・永代供養墓開眼供養・相続問題処理などの終活処理も実践。
高齢者の介護から終活までの一連の課題を終結したわけです。

義母の介護の開始以降、介護生活・介護行政・介護保険制度・介護職不足などに関する問題意識から、複数のWEBサイトで、介護体験報告もしながら、幅広く考察・提案し多くの記事を投稿してきました。

なお、初期サイト開設時の方針として、以下も記しています。

新しい記事については、
・親の介護、妻と夫の介護、(その他の)家族介護、自分介護の望ましいあり方
・介護離職を絶対にしない、させない
・すべての人々が避けて通れない多種多様な介護にどのように備えるかという「介活」
という複数の視点とテーマを軸にして、シリーズを設定したいと考えてします。
その上で、介護保険制度問題、介護職不足問題など、介護に関する基礎知識とトピックスも取り入れていきます。

この認識は、再開サイトでも同様です。
これからの私たち夫婦の日常生活との結びつきもより強くなると考えています。

義母の介護体験シリーズは、先述のあらすじに従って、3つのフェーズに分けて回想します。
時間的推移、義母の年齢推移そして介護形態・状況の推移を段階的に追っています。
都度投稿した記事に、関連事項や記事内容から考えたことなど、一部追加・修正を加えています。

<第1フェーズ>:サービス付き高齢者住宅介護期(93歳義母介護体験記・2015年2月21日~2015年12月31日)
<第2フェーズ>:特別養護老人ホーム介護期(98歳義母介護体験記・2020年5月2日~2022年1月25日)
<第3フェーズ>:見送り・終活完遂期(100歳義母看取り・見送り体験記・2022年7月12日~2022年10月15日)

ただ、昨年のサイトでは、3フェーズの合計記事数が26。
今回の再開サイトでは、1フェーズ1記事にまとめました。そのため、1フェーズの元々の記事数が10~14。
相当長い記事になります。
よく言えば、読みごたえがある。
でも長すぎて、耐えられない!?

関心を持って頂けた部分だけでも読んで頂ければと思います。

当サイトでは、介護、終活、おひとり様、高齢者生活などのカテゴリーを設定しています。
「介護」については、「介活」と「家族介護」「介護離職」などが軸になります。
その際、個人ごとに異なる介護事情を想定しながら、望ましい介護の在り方について、検討・考察と提案をしていきます。

なお、過去運営サイトで、2017年に「介活」とは何かを以下のように定義しました。
当サイトでは、その内容を再検討し、再構築しながら、
・多様な家族介護のための介活の在り方
・介護離職を防ぐための介活の在り方
を常に意識して、記事を作成していきたいと考えています。

1.家族・親族などを介護する人にとっての「介活」

1)これから介護をしなければいけなくなると想定される人、あるいは急遽介護をしなければいけなくなった人にとっての「介護準備活動
2)既に介護が生活の一部として組み込まれ、実践している「介護実践生活」


2.自分が介護される立場における「介活」

1)介護されるようになる時を想定して行う「自分介護準備活動」
2)家族等だれかに介護支援を受けている「介護生活」

1.介護を必要とする家族に関する情報整理・把握

1)家族とのコミュニケーション基盤作り
①介護を必要とする家族とのコミュニケーションの機会・基盤作りと実践
②介護に関わる(可能性のある)家族とのコミュニケ―ションの機会・基盤作り
と実践

2)現状の居住生活状況の把握
①(介護対象の家族は)家族・親族と同居か別居か
 ①-1 同居の場合、誰とか、その世帯の構成は
 ①-2 単身の場合、生活に不便・不都合がないか
 ①-3 高齢夫婦世帯の場合、双方の健康度や生活状況に問題はないか
②(介護対象の家族の住居は)持ち家か借家か、お墓の状況は
 ②-1 持ち家の場合、住宅ローンなど負債はあるか、ないか
 ②-2 借家の場合、賃料、その他契約内容はどんな内容・条件か
 ②-3 お墓の状況
③近隣・地域社会との関係の有無・程度とその状況
 ③-1 近隣・知人・友人・所属団体サークル等連絡可能先・連絡方法と関係
状況
 ③-2 自治体、地域包括センター、民生委員、NPO法人等連絡先・相談

3)現状の健康度・病気等の状況の把握
①現状通院・かかりつけの病院の有無と病状等
②現状服用の医薬品、施術等
③過去既往の病気・ケガ、手術・入院等の有無と内容
④現状介護認定の有無・程度、介護サービス・介護予防サービス利用状況
⑤健康保険加入状況(健康保険か国民健康保険か)
⑥医療費支払い状況(医薬品含む)
⑦現状利用・実践の運動、サークル、趣味、仕事等 ※1-1)③と関連

4)現状の家計状況、資産・負債状況等の把握
①年金種類と受給額、受給方法(金融機関)、管理方法
②年金外収入(仕事・副業・不動産収入等)の有無・種類・金額等
③預貯金、有価証券等流動資産
④不動産(土地建物等)
⑤負債・ローン、借金の有無と案件・額
⑥相続関連情報(本人の相続意向、相続権留保者情報)

5)介護家族情報の整理把握
①直接介護対応家族・親族状況、意向
②間接介護関与家族・親族情報、状況、意向
③介護体制整備上の問題点・課題と対応方法案
④本人の意向・希望

2.介護に関する基本知識・情報の調査・把握

1)介護保険利用のための諸手続き
①自治体介護担当部署連絡先・相談先、地方包括支援センター連絡先・相談先
②介護認定調査申請方法とそのプロセス、関与方法等
③ケアマネジャーの選出方法・相談先

2)介護保険制度、介護システム等の基礎知識
①介護保険利用者要件
 ①-1 介護保険料負担者と負担介護保険料
 ①-2 適用対象者年齢要件および年齢外特定疾病要件
 ①-3 要介護度・要支援度ランクと要件
②介護保険制度の内容
 ②-1 介護給付・介護報酬制度と負担介護費用
 ②-2 介護保険適用サービスと介護保険適用外サービス
 ②-3 介護保険利用時の負担費用と条件
 ②-4 その他制度内容
 ②-5 制度改定時の内容確認
③民間介護保険
④成年後見制度

3)介護施設等の種類と業務内容
①公共型施設事業所と特徴、事業内容
②民間型施設事業所と特徴、事業内容
③福祉用具事業者と役割、事業内容
④医療関連事業所と役割
 ④-1 医院・病院
 ④-2 看護事業所
 ④-3 薬局
⑤その他関係先
 ⑤-1 自治体担当部門
 ⑤-2 NPO、ボランティア組織その他業務提携先

4)介護サービス利用方法・利用手続き
①ケアマネジャーの選出・依頼と役割
②在宅介護・施設介護に応じた介護体制と介護利用方針
③月度介護サービス利用計画

5)企業・団体等の介護休業制度、介護支援制度に関する知識・情報
(企業・団体就労者の場合)
①法定での介護休業制度の内容と利用用法
②企業団体独自の介護支援制度の有無と内容、利用方法
③介護休業制度・介護支援制度利用方法と手続き

6)その他の関連知識
①認知症に関する知識・情報
②見守りシステム
③成年後見制度
④民間介護保険
⑤介護関連情報ソース 

3.介護体制・方法の検討・計画立案

1)介護を受ける場所・方法の検討・設定
①在宅介護
②施設介護(入所・入居型)
③在宅介護と施設介護の併用
④施設選択要件と選択判断基準
 ④-1 要介護・要支援度、利用サービス等に応じた選択
 ④-2 評価・評判による選択
 ④-3 費用・経済的条件に応じた選択
 ④-4 家族介護体制に応じた選択

2)医療並行利用時の対応方法
①必要病院と利用手段
②訪問診療・訪問看護の必要性と対応方法

3)介護等諸費用の試算・見積もりと負担方法
①想定介護時の介護・医療費試算と費用負担・分担試算
②施設入所時の費用負担試算と準備方法
③在宅介護選択時の住宅改修諸費用見積もりと負担方法

4)介護担当者とその方法・体制計画
①介護離職防止のための方策
 ①-1 介護休業制度・介護支援制度利用計画
 ①-2 必要介護費用負担計画
 ①-3 (万一)介護離職選択時の諸計画  ※別途項目化、要
②家族・親族介護体制計画
 ②-1 家族・親族等介護関与打ち合わせ・コミュニケーション
 ②-2 家族・親族介護費用分担検討
 ②-3 連絡体制・方法確認
③介活実行計画および実介護生活準備計画
 ③-1 介活実行スケジューリングと実行プロセス管理、介活ノート作成記入
 ③-2 介護必要時介護計画およびスケジューリング、実行プロセス管理(介活ノート活用)
 ③-3 介護生活開始後の変更・必要事項対応

以上の「介活」は、当サイトの「介護」テーマの基盤となる体系です。

以上、サイト再開のご案内となります。

それでは、次回、14回の記事を1つにまとめた、
「93歳義母介護体験記<フェーズ1>:サービス付き高齢者住宅介護期」
から、本論に入ります。

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