100歳逝去義母の101歳誕生日10月15日、永代供養墓・開眼供養入魂式営む

92歳でサ高住に入所し、2020年5月に特養に転所して昨年満100歳を迎え、101歳直前で老衰のため逝去した義母。
これまでの経過等を「100歳義母、看取り・見送り体験記」シリーズとして、9回にわたり回想してきました。
親での体験・経験は、自分自身の終活の予行演習。
しっかりと刻むことができたと懐かしんでいます。

100歳義母看取り・見送り体験記<第3フェーズ:終活完遂期>シリーズ記事リスト』
 1.近づく100歳義母の死期。家族葬か直葬か、葬儀の事前検討 (2022/7/12) 
 2.特養生活の100歳義母を看取り、見送った1ヶ月 (2022/9/16)
 3.養での義母看取り介護から看取り、お別れ・退所まで (2022/9/17)
 4.特養で亡くなった100歳義母の葬儀場移送、直葬式、火葬・骨上げまで (2022/9/18)
 5.永代供養墓の契約は私たち夫婦の終活を兼ねて (2022/9/19)
 6.亡き義母名義の土地相続手続きに振り回される (2022/9/22)
 7.100歳死去義母の社会保険関係諸手続きで故人の社会との関係消滅を実感 (2022/9/23)
 8.義母92歳時老後自己資金1千万円、100歳看取り・見送りで残高ゼロに(2022/9/25)
 9.世代を引き継ぐ看取り・見送り、自身の介活・終活を考える段階に(2022/9/26)

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92歳でサ高住に入所し、2020年5月に特養に転所して昨年満100歳を迎え、101歳までいけると思っていた義母。
今年6月くらいから食が一気に細くなり、意識が戻りにくくなることが増え、8月急速に老衰が進行し、16日静
かに息を引き取りました。
9月19日の敬老の日まで1ヶ月余、10月15日の満101歳まであと2ヶ月。
もう少しのところでしたが、特養にも最期の看取り介護をしっかりやって頂き、二人の娘夫婦共々看取ることが
できました。

種々の対応で慌ただしく過ぎていった9月でしたが、10月に残っていた一大イベントが、生きていれば満101歳
の誕生日だった今日、10月15日に予定していた義母の納骨。
幸い良い天気に恵まれ、永代供養を行なって頂ける寺院のご住職を迎えて、滞りなく終えることができました。


その前の、今月もう一つの重要事項だったのが、いろいろ時間と労力とコストを要し、かつ補正も必要だった僅かだが義母が残した土地所有権の、長女である妻への相続登記の完了確認。
参考 ⇒ 亡き義母名義の土地相続手続きに振り回される

これは、設定されていた登記完了予定日10月3日に、名古屋法務局岡崎支局に出向いて、「登記完了証」と以前の制度における<土地権利証>に当たる「登記識別情報通知」、及び返還を申請していた各種登記簿や証明書類の原本を受け取って一安心。

それ以外の細かい事務的な事項として、先に8月分として徴収されていた後期高齢者医療保険料と介護保険料の過納部分、高額介護負担料の返還部分の相続人である妻の銀行口座への返却手続きと入金確認がありました。
なお、土地所有権移転に伴い、新たにその固定資産税および都市計画税の負担者に対する同税の請求に基づく支払い方法の届出は、登記完了通知が法務局から市の固定資産税担当部門に行き、それに基づいて市の担当課からの後に行うということです。

こうして、何とか101歳を迎えられないかと願っていた今日10月15日。
一応、一般的には49日を過ぎてから納骨をということで、永代供養を契約したお寺のご住職に、この日を選び、<開眼供養入魂式>を営んで頂きました。
昨日に続く、真夏に戻ったかと思われる強い日差しの炎天下、厳かに上げて頂いたお経と講話のなんとも言えぬ響きが、仏教徒ではない私にも心の安らぎをもたらしてくれ、素晴らしいひとときとなりました。

今日のこの日を、逝去した義母の見送りのための諸事万端の一つの目標地点・目標時点としてきており、務め・役割を終えてほっとしています。
こうして種々経験できたのですが、私たち夫婦の終活を考える機会となったことに加え、私たち夫婦の永久供養墓の生前建立を兼ねることになり、究極の終活そのものを実践したことになったこと、多としたいと思います。
参考 ⇒ 永代供養墓の契約は私たち夫婦の終活を兼ねて


(以上2022年10月15日、記)

弁護士法人グループ「終活と相続のまどぐち」の身元保証

合計35回にわたって、義母の介護と看取り・見送り体験を回想してきました。
当サイトを開設してまず取り組んだのが、この回想記の再編集・再投稿。
元の記事を投稿したサイトは現在廃止し、当サイトに本回想記に加えて、この後選択していくつかの他の介
護関連記事を再投稿する方針でいます。
これまで繰り返してきましたが、超高齢化社会において、介護問題はほとんどすべての人々に関わる困難な
課題です。
基本的には、国と自治体による介護行政・介護保険制度に基づいて運用・管理されていく介護制度。
ともすれば、介護財政を維持することを第一義として議論されてきていますが、このところ根本的にはその
方針は変わらないのですが、いまもなお増加を続けている介護離職が経済的な損失を招くゆえ防止すべき、
という視点で議論される傾向が顕著になっています。
ただその方向性は、財政問題に直接関わるものではなく、むしろ企業サイドに負担の矛先を向けると同時に、
他方、現役世代と高齢世代双方に経済的負担をやむを得ないことと強いるものです。
介護保険制度、介護問題の改善・改革に根本的に取り組むものではなく、すべては問題解決の先送りを繰り
返し続けていることは、制度開始以来まったく変わっていません。
そのため、当サイトではそれらの制度問題に対する改善・改革を提案することを主たる目的とせず、むしろ
そうしたいびつな制度を前提として、どのような対策・対応をとるか、自衛する観点からの検討・考察そし
て提案を行っていきたいと考えています。
但し、そうした自衛策を考える上では、必ず制度批判も並行して行うことになるのは目に見えてはいますが。
自衛策は、介護する人される人、どちらにとってもより望ましい介護生活を送るためのものであり、その実
現に直結する介活と終活の望ましい方法を考えていくことにします。
35回の回想記にお付き合い頂きましてありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


前回の記事は:世代を引き継ぐ看取り・見送り、自身の介活・終活を考える段階に
今回で3つの体験シリーズは終わりました。

【わたしたちの墓じまい】


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