
特養生活の100歳義母を看取り、見送った1ヶ月
100歳義母看取り・見送り体験記<第3フェーズ:終活完遂期>
(2022年7月12日~2022年10月15日)
一昨年2022年8月に特養で100歳で逝去した義母。
2015年からのサ高住生活と2020年からの特養生活を回想した2つのシリーズ
・『93歳義母介護体験記<第1フェーズ:サービス付き高齢者住宅(サ高住)介護期>シリーズ』
・『98歳義母介護体験記<第2フェーズ:特別養護老人ホーム(特養)介護期>シリーズ』
を終えています。
前回からの介護体験記最後の第3フェーズ『100歳義母看取り・見送り体験記<第3フェーズ:終活完遂期>』で
義母介護体験の最終章総括に充てます。
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介護、お葬式・火葬、お墓、相続、納骨等終活関連体験記を
昨年10月に、特養入所中の義母が100歳を迎えたことを以下のブログで紹介しました。
⇒ 義母、特養で100歳の誕生日を祝って頂く|人生100年時代を体現した義母 (2021/10/15)
あれからほぼ10ヶ月の8月10日から、入所する特養での介護が「看取り介護」の状況・態勢に。
それから間もなく、8月16日夜に同所で看取り。
事前に打ち合わせてあった葬儀社に連絡を取り、翌日17日午前中に引き取って葬儀社の安置室に移送。
同夜形式的な通夜を済ませ、無宗教式の直葬式で、翌18日火葬と骨上げ。
翌19日の特養退所手続きに始まり、同退所・引き払い、市役所・年金事務所等社会保険関係手続きに。
お骨・お墓をどうするかの検討により永代供養墓の手配・契約、私の妻である長女と二女の相続に関する諸
手続きを経ての昨日9月15日に法務局への土地所有権移転登記申請書提出。
この他、義母の預金口座の解約等の手続きはありますが、義母が生きていれば満101歳を迎えたはずの来月
10月15日に、開眼供養入魂式に備えることと、年内に喪中の欠礼はがきを手配することを残してはいますが、
一応、今日で、ちょうど逝去後1ヶ月と一区切り。
この1ヶ月余、70歳台の私たち夫婦の近い将来を考える上で、非常に良い経験をできたと思うのですが、次
回から、以下のようなテーマで、種々の経験を振り返り、考えたことなどを整理してみたいと考えています。
1)介護:特養における看取り介護サービス、看取り体験と介護保険制度について
2)お葬式:契約葬儀社による葬儀方式・葬儀サービス・葬儀代等について
3)見送り:火葬・骨上げなど火葬場での一日について
4)お墓:永代供養方式によるお墓の手配と契約、納骨及び管理方法、納骨式等について
5)公的諸手続き:死亡者の社会保険等諸手続き等について
6)相続:相続問題対応と不動産所有権移転登記諸手続き等について
7)老後費用:老人施設利用による老後諸費用などの実態等について
8)生き方と終活:終活のあり方、世代の役割等、看取り・見送りをめぐる経験からの総括
9)永代供養墓納骨・供養:終活の総括ともいえる納骨と永代供養等について
人生を一つの視点から凝縮した1ヶ月有余の経験は、10月15日までの2ヶ月間で、ある意味完結をみたわけ
です。
また視点を変えれば、これからの私たち夫婦自身の終活とエンディングのあり方を真剣に、現実的に考え、
準備を開始するきっかけになったわけで、その一部をこの機会を利用して行った例もその中で紹介したいと
考えています。
例えば、葬式をできるだけ安く行なったその方法や永代供養墓の生前建立などがあります。
次回は、特養での看取り介護と、実際の看取りから施設からの送り出しと退所手続きなどの体験を、介護保
険制度についても一部触れながら思い起こしてメモすることにします。
(以上2022年9月16日、記)

義母死去に伴う必須事項、初めから終わりまでの終活事情
93歳から100歳までサ高住と特養で生活を送っていた義母の介護と施設介護でしたから、一般的な終活とは
意味合いが違うかもしれません。
しかし、体験した一連のプロセスをたどると、共通点は多くありますし、何より自分たち夫婦のこれからの
終活を考える上では、参考になります。
それは同時に、一つの例として、多くの方々にとっても参考やヒントになるのではとも思っています。
そのいくつかは、そしてまた多くは、これからの日常生活において準備が可能なことと考えます。
介護への備え=介活と、人生の最期への備え=終活は、かなりの部分で関連し、一部重なりあっていて、す
べての人に共通する課題です。
今回始めた体験回想記の<第3フェーズ>が終わりましたら、一般論としての介活と終活に関しての提案も、
できればシリーズ化していく予定です。
前回の記事は:死期迫る100歳義母。家族葬か直葬か、葬儀の事前検討
次の記事は:特養での義母看取り介護から看取り、お別れ・退所まで
『93歳義母介護体験記<第1フェーズ:サービス付き高齢者住宅介護期>シリーズ記事リスト』
1.義母の骨折・入院から始まった老々介護を考える日々(2015/2/21)
2.地域包括ケア、地域連携診療という仕組みを知る(2015/2/22)
3.リハビリテーション病院への転院により回復期医療へ(2015/2/25)
4.自宅介護準備と介護施設検討の矛盾を抱えて(2015/3/1)
5.介護施設検索から資料取り寄せと見学体験(2015/3/5)
6.介護保険被保険者になり、老老介護有資格者に!?(2015/3/7)
7.要介護認定と老人介護被保険者証の交付を受ける(2015/3/8)
8.介護拒絶する要介護家族と介護者のすれ違い(2015/3/12)
9.介護支援専門員さんのサポートと介護施設入居日決定(2015/3/13)
10.介護施設入所説得とサービス付き高齢者住宅入居準備(2015/3/21)
11.サービス付き高齢者住宅入居と入居時会議、そして入居後の心配事(2015/3/25)
12.介護施設での居宅サービス計画と介護サービス内容、費用(2015/3/26)
13.訪問介護計画変更、通所拒否あり。義母、サ高住入居1ヶ月介護生活メモ(2015/4/24)
14.ケアマネジャー退職・交替とサ高住経営の変化。そして大晦日・新年へ(2015/12/31)
『98歳義母介護体験記<第2フェーズ:特別養護老人ホーム(特養)介護期>シリーズ記事リスト』
1.98歳義母が、サ高住から特養に移りました(2020/5/2)
2.要介護1から要介護4への区分変更で5年間生活のサ高住退所へ(2020/7/6)
3.特養入所決定後のサ高住生活状況と退所まで(2020/7/7)
4.93歳から98歳まで、義母の5年間のサ高住生活総括 (2020/7/8)
5.新型コロナウィルス感染症危機開始期異常事態での98歳義母の特養入所決定から入所まで (2020/7/9)
6.コロナ禍、緊急事態宣言下における面会禁止など特養入所3ヶ月の生活状況 (2020/7/10)
7.義母2020年入居特養と2015年入所サ高住との必要費用比較 (2020/7/11)
8.サ高住・特養利用体験から考える望ましい介護システム (2020/7/12)
9.特養入所の99歳義母、月末救急外来、月初予約なし再診外来へ (2021/2/1)
10.義母、特養で100歳の誕生日を祝って頂く|人生100年時代を体現した義母 (2021/10/15)
11.特養入所の100歳の義母、介護タクシーで整形外科外来受診(2022/1/25)
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