
介護支援専門員さんのサポートと介護施設入居日決定|サ高住入所手続きへ
93歳義母の左脚大腿骨骨折・入院・手術、リハビリ転院。
退院後の自宅での介護はムリという事情から、要介護認定申請を行いながら、介護施設探し、サ高住入所申込みと進める一方、自宅に戻りたい義母の理解を得ることが難しく、相容れないまま、回復期病院から示された退院期限も迫ります。
<要介護1>の認定もおりて、残す義母の了解が得られない中、受け入れて頂く予定のサ高住の担当の介護支援専門員さん=ケアマネージャーにサポートして頂いたことを回想します。
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93歳義母介護体験記<フェーズ1>:サービス付き高齢者住宅介護期
(2015年2月21日~2015年12月31日)
介護支援専門員さんのサポートと介護施設入居日決定(2015/3/13)
介護支援専門員という専門職の方々の役割
介護支援専門員とは、介護保険法が適用され要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、ケアプラン(居宅サービス計画)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡や調整を行い、認定者が介護サービスを受けるための支援をする人。
通称ケアマネジャー、略称ケアマネと呼ばれていることは知られています。
この資格を取得するには、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、「介護支援専門員実務研修」を全て受講したうえで、レポートを提出する必要があります。
私たちも、義母の入院先の介護支援専門員の方と入所希望施設の専門員の方に、入所に向けて種々サポートして頂きました。
義母の入所介護施設の申込みを行った後、同施設の介護支援相談員さんが、入院先に本院と病院との面談を実施。
施設見学時に親切に私たち介護すべき側の事情や義母の性格・気持ちなどを聴いて下さり、本人との面談が終わった後は、病院の相談員とのコミュニケーション、連係を密に取ってもらうことができ、退院と入所に向けての検討・決定までスムースに進み、本当に助かりました。
名刺には「介護支援専門員」に併記して「介護福祉士」とありましたから、セットで資格をもっていらっしゃったんですね。
さて、3月2日(月)に義母との面談後、その相談員さんとお話し、施設に帰り、受け入れ等について会議を行い、結果が決まり次第連絡頂けることになっていました。
しかし、数日経っても何の連絡もなく、もしかして入所を断られることもあるのかと、夫婦で不安を抱いて時間を過ごしました。
どうにもやはり心配で、3日後にこちらから電話し、状況を伺った所、ほぼ同時期に入所なさる方が多く、入所日の調整がまだ出来ていないとのこと。
入所受け入れは決定しており、日程が決まり次第連絡頂けると聞いてホッと・・・。
そして翌日3月6日(金)に、「3月24日(火)10時半退院し入居」と決まったと連絡を受けました。
ようやく、一区切りでき、変わる日が決まり、その日に向けての準備を進めていくことになったわけです。
この間、妻が体調不安から、階段の昇り降りが不安で、手摺りが欲しいと言い、建具屋さんに頼んで取り付けてもらいました。
これで、義母には関係のないことですが、このことで、私たち夫婦のこれからの生活においての不安要素の一つを取り除くことができました。

サービス付高齢者住宅入居契約書と居宅介護支援事業契約書の締結
入所日が決まり、詳細の話を聴くためと契約書を取り交わすため、3月11日に介護施設を訪問。
入居施設サイドの担当者と種々確認し、「サービス付高齢者住宅入居契約書」と「同重要事項説明書」とを取り交わしました。
また、居宅介護支援事業所の介護支援専門員さんからも種々説明を受け、「(居宅介護支援事業)契約書」と「(同)重要事項説明書」の取り交わしを。
一応これで、当事者間での入居と介護サービス支援を受けるための契約手続きを完了。
その他
・入院先から入居施設までの移動には、介護タクシーを利用することにし、専門員さんに紹介と予約を依頼
・入居前に支払いが必要な、<入居預かり金>と家賃と管理費の当月の日割り分および次月分の前払い分の振り込み
・入居後、自動引き落としとなる各種費用の自動引落依頼手続き
などもこの2日間で行いました。
後は、入居する部屋の備品類や施設から指定された身の回り品の準備と退院時の引き払いなどが残っています。
実は、もちろん、施設入所やデイサービスなどを頑なに拒絶し続けている義母の説得という、最も難しい問題はまだ解決できていません。
(以上2015年3月13日、記)
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サービス付き高齢者住宅(サ高住)入所時諸手続き
上記回想記にあった、リハビリ病院退院から、決定したサ高住の入所までの一連の手続きなどを列記すると以下のようになります。
1.「サービス付高齢者住宅入居契約書」、「同 重要事項説明書」取り交わし
2.「(居宅介護支援事業)契約書」、「(同)重要事項説明書」取り交わし
3.入院先から入居施設への移動手配
4.<入居預かり金>、<家賃・管理費>当月日割り分および次月前払い分の振込
5.次々月以降の各種費用の自動引落依頼手続き
一般的な賃貸契約に、介護施設という特殊な形態・形式の利用上の注意点や特約事項などが付随するため、1条1文ずつ確認が行われました。
今回のプロセスの中で、これまで聞いたことはあるが縁がなかった用語「介護タクシー」を知り、かつ初めて利用することにもなりました。
いよいよ「介護モード」に入ってきた。
関連契約の締結とは別に、「介護」を現実のもの、こととして強く意識する段階に入ってきた。
振り返ってもそう感じた時期だった気がします。
次回は、いよいよ「介護施設入所説得とサービス付き高齢者住宅入居準備」という現実に向き合った回想になります。

※ 前の記事に戻ります:介護拒絶する要介護家族と介護者のすれ違い|親子間コミュニケーションの難しさ
※ 次の記事に進みます:介護施設入所説得とサービス付き高齢者住宅入居準備|義母説得の背景
※ 高齢の親御さまの「いつも」と「もしも」をスマホで見守り MANOMA(マノマ)
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