65歳介護保険被保険者になり、老々介護有資格者になった私

左脚大腿骨骨折・入院・手術・リハビリ開始、と想定された順序で進んできた義母の病院生活。
急性期病院から回復期病院への転院そしてリハビリが進められ、ついには、病院から急な退院要請を受けたことから急遽介護施設探しと見学を行い、義母の入所先としてサ高住を選択。
一応、要介護認定結果を待つことになりました。
今回は、直接の義母の介護体験回想から離れて、当時の自分自身のことをテーマにします。

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今回は、番外編です。
義母の介護にまつわる体験と、介護全般に関わる制度、仕組み、業界などに関する話題・課題をテーマとしてこのブログを立ち上げ、追いかけていきますが・・・。
自分の将来をどうするかも当然考えながらのブログでもあり・・・。

実は、来週65歳になる私。
2日前に、私宛に、私自身用の「介護保険被保険者証」が届いたのです。
思ってもいなかった、ということ、そのモノ、コトがおかしいと言えばおかしい。
そうなんです。
65歳以上が一般の老人介護保険の対象者なのでした。
これで私自身が、晴れて「老老介護」に関わる当事者と言えることになったわけです。
ということは、姉さん女房の妻も、とっくにこの介護保険被保険者証、所有者であったわけ。
これも、うっかりで、本人に確かめると、そう言えばあったかもしれないと。
で、確かに、ありました。



「介護保険のてびき」(「手引」ではなく「てびき」です)も同封されていました。
要介護認定や介護サービス等について説明されています。

実は、被保険者証が郵送されてきたことは、同時に、介護保険料の納付方法・徴収方法が変わることとその納付手続きをする必要があること。
その通知でもありました。

私は、一応自営業者で株式会社化しています。
健康保険料と厚生年金保険料の社会保険料を給与から源泉徴収し、会社負担分の法定福利費と合せて 納付しています。
健康保険は、全国健康保険協会管掌健康保険に加入しており、いわゆる<協会けんぽ>の所管ですが、介護保険料率は都道府県によって異なります。
ちょうど、来月4月から(5月納付分)の保険料率が決まったばかりで以下の表が、愛知県用です。

この表の上の方の内訳欄で分かりますが、会社勤務の40歳~64歳までは、介護保険料を給料から差し引かれて負担し、健康保険料に加算して納付しています。
ということで、65歳になった私の介護保険料は、給料天引きではなく自分で納付することになったわけです。

被保険者証と一緒に「介護保険料 口座振替届」(自動払込受付通知書)が入れられておりこれに記入して、引き落とし銀行に提出することになりました。

会社の介護保険料負担部分はなくなり、会社にとってはわずかにプラスになるように思われますが、他の社会保険料は、毎年必ず少しずつ上がるため、法人の法定福利費全体が下がることはありません。
会社も個人と同額の(=折半で)保険料を負担していることは、意外にと言うか、ほとんどと言ってよいか、社員の皆さんはご存知ありません。
(但し私は一人でやっているため、自己負担分・会社負担分両方納付しているわけです。)

ということで、ひょんな事で、自分の今後の介護と介護保険、介護保険料について考え、確認する機会を持つことになりました。
しかし、自身が<要支援><要介護>の認定を受けることはまだまだ先の先。
そう願い、健康管理に気をつけていきたいものです。

(2015年3月7日、記)

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この記事を書いた時点で、私たち夫婦とも65歳以上になり、介護保険被保険者に。
年齢的に、夫婦間での老々介護の可能性があるということを感じただけなのですが、親の介護を高齢者が行うという点では、これも一つの老々介護の組み合わせ、形といえるわけです。
しかし、当サイトの開設のきっかけの一つでもある、今年2024年度には、団塊の世代の最終学年である私が後期高齢者になるという現実。
夫婦の健康状態を考えると、夫婦間の老々介護の可能性というか、リスクというべきか、もう常日頃から意識し、いざとなればすぐに適切に対応できるような準備が必要と考えています。

次回は介護体験記に戻り、義母の「要介護認定と老人介護被保険者証の交付を受ける」についてです。

※ 前の記事に戻ります:介護施設資料取り寄せと施設見学|介護探しから始まる介護保険制度・介護生活基礎体験 | 介護終活.com
※ 次の記事に進みます:義母の要介護1認定と老人介護被保険者証を受けとる|要介護認定とは

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